災害情報マネジメントツール「SAHANA」

 

2010317日にJICA兵庫国際センターで開催された、国際防災シンポジウムに行ってきました。そこで「SAHANA」が紹介されていました。

 

 「SAHANA」は災害時の情報管理に使われる、オープンソースwebアプリケーションです。災害が起こった時、被災地の外に住む人間は、メディアを通して被災地の状況を知ることができていますが、被災地では様々なインフラが一度に使えなくなることから、情報が空洞化します。これまで、被災地では自分たちの住む地域の被災の状況、避難場所や支援物資、ボランティアの情報、行方不明者や発見された人の情報などが、掲示板や紙ベースで行われていたため、情報が交雑して非常にわかりにくかったそうです。

 しかしSAHANAを使うことで、あらゆる情報の登録や発信、更新を一元管理することができるようになります。会場では、インドネシアのNGO「コンバイン」の方から、インドネシアでSAHANAを実際に活用した例についての講演を聞くことができました。インドネシアでは、「コミュニティラジオ」が大変普及しており、コミュニティ単位での情報の管理、収集や伝達が行われ、そこでSAHANAを活用されているようです。SAHANAは、インドネシアだけでなく、ハイチやチリの地震の時にも使われたようです。

 このSAHANAですが日本ではまだほとんど知られていません。現在、[http://tcc117.org/hyogontech/:title=ひょうごんテック]さんと、[http://www.tcc117.org/fmyy/index.php:title=FMわぃわぃ]さんの企画により[http://sahana.php-web.net/home:title=SAHANAの日本語化プロジェクト]が立ち上げられています。

 SAHANA(sahana-0.6.3)[http://www.sahanafoundatiogn.org/node/11:title=こちら]からダウンロードすることができます。

 SAHANAオープンソースであるため、無料で誰でも利用でき、開発することができます。そして、特定の企業や団体、政府などに管理されないため、特定の商品の売買や宣伝、政治活動などに左右されないという大きなメリットがあります。

 一部の人間しか使えない、特殊な装置を準備しないといけない、コンピュータの知識や技術を持った人じゃないと使えない、というのでは「いざ」災害が起こった時に太刀打ちできません。これからは、いざ被災したときに、「すぐに」、「自分たち(被災地の中の人)が」、「自分たちの力で立ち上げられる」 ことが重要だと私は思います。

 ところで、私はコンピュータの知識がありません。私のようなITに素人な人間でも、いざ被災したときにSAHANAを使って情報管理を行える必要があります。そのため、これから実際に自分がSAHANAを使ってみていろいろ試してみようと思います。