サーマルプレッシャライゼーション!

NHKサイエンスZERO「海底下1000m!巨大地震の謎を探る」見ました。

東日本大震災では、震源に近いプレートの深部では20mのズレが起こっていたのですが、震源から遠いプレートの浅部で50mものズレが起こり、これが巨大津波を発生させたそうです。

深部に比べて、岩石が柔らかく大きなズレを起しにくいと考えられていた浅部でこれだけのズレが起こってしまった理由が、地球深部探査船「ちきゅう」の掘削したプレート境界の断層サンプルによって解明されつつあります。

 

キーワードは水。

 

地震によって発生する摩擦で、断層に含まれる水が高温になり膨張し、水圧が上昇します。その力によって断層が横に動きやすくなり、大きくすべる原因になるそうです。これがサーマルプレッシャらいぜーションです。

 

1999年の台湾での地震では、断層の温度は350℃以上にもなっていたことが過去の掘削で分かっているそうです。

サーマルプレッシャライゼーションが起こりやすいのは、熱水が隙間から逃げにくい粘土のような粒子が細かい地層です。

そして実際にちきゅうが掘削したサンプルには、粘土質の断層そのものが入っていました。実際にズレ動いた断層を直接目でみて確認できることって本当にすごいことですね!

 

界面から7000m、海底から1000m、合計8000mもの深さにドリルを何本もつないで掘削するのは、シャーペンの芯を10mつないで先っちょを操作するのと同じくらいのデリケートな作業だそうです。

 

今後の課題は断層が動いた際のの温度を調べることだそうです。

これからの調査によってわかってくることがとても楽しみです!